2015年08月03日
Saber Strike 2015とBSRF
ご無沙汰しております。
最近は他の趣味のためにやや軍縮気味であったりして、ネタもないので更新が止まっていました。
今回は7月中旬に行われたSaber Strike 2015に参加した米海兵隊について紹介したいと思います。
Saber Strikeはバルト三国で毎年行われている多国間演習で、今回はNATO加盟国を中心に13か国の軍が参加したようです(NATOに加盟していないフィンランドも参加)。
最近は他の趣味のためにやや軍縮気味であったりして、ネタもないので更新が止まっていました。
今回は7月中旬に行われたSaber Strike 2015に参加した米海兵隊について紹介したいと思います。
Saber Strikeはバルト三国で毎年行われている多国間演習で、今回はNATO加盟国を中心に13か国の軍が参加したようです(NATOに加盟していないフィンランドも参加)。
オープニングセレモニーの様子。
今回の開催国であるリトアニアを左端に、カナダ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス?、ドイツ、ラトビア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロベニア、イギリス、アメリカとアルファベット順に並んでいます。
写真に写っている半数以上が緑色のベレーを被ったリトアニア軍の兵士で、国旗を持っているのは必ずしもその国の兵士というわけではないようです。
不思議なのが、アメリカ陸軍やリトアニア軍の公式ホームページ(下記リンク参照)を見ると今年の参加国にフランスは入っていないのですが、写真を見ると左から6番目にフランスのものらしき国旗が掲げられています。
少し調べただけではその理由がわかりませんでした...ご存知の方がいらっしゃったらご教授ください。
そもそも参加国が13か国なのに、旗を数えてみると14あるんですよね。
U.S. Army Europe
Lithuanian Armed Forces
さて、Saber Strikeについての説明はこれくらいで。
この演習に参加した米海兵隊の部隊が、BSRFに配備されている(いた?)2/8 MarinesのG中隊のようなのです!
やや見づらいかもしれませんが、ネームパッチの左下に「2/8 G」と記載されているのが見えます。
以前記事にした2013年のアフガン派遣時のネームパッチとは書式が違うので、BSRF展開の際に新しくしたようです。
もっとも、これとはまた違う書式のものがあったり13年のものをそのまま付けていたりとG中隊の中でもバラバラですが...
BSRFというのはBlack Sea Rotational Forceの略で、分類的にはSPMAGTFの一種のようです。
ではSPMAGTFとは何かというと、易しく言えばSpecial-Purpose Marine Air Ground Task Forceの名の通り、特殊な目的のためのMAGTF(=MEFやMEUの総称)ということになります。
黒海・東ヨーロッパ方面、具体的にはルーマニアに置かれたSPMAGTFをBSRFと呼んでいるわけです。
2/8 G中隊は今年の1月下旬にBSRFへ展開したようで、その期間は約6か月間であるため、今がちょうど交代期間ではないでしょうか。
ちなみに、以前の記事で紹介した通り同F中隊は同時期にヨーロッパ・アフリカ方面のSPMAGTF-CR-AFに展開しており、ヨーロッパで2/8の2つの中隊が活躍していたことになります。
お蔭で今回紹介したG中隊のSaber Strike、F中隊のスペイン軍との演習などミリフォトもなかなか大漁で、2/8を想定して装備を組んでいる私としてはなかなか嬉しいものがあります。
次はどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね。
ではまた。